ウリアデッキ

あふれるウリアデッキ組みたい感情が止まらないのでとりあえず案を。


まずは基本データから。


神炎皇ウリア

炎族
攻撃力 0
守備力 0
星 10
SOI-JP001
このカードは通常召喚できない。自分フィールド上に表側表示で存在する罠カード3枚を墓地に送った場合のみ特殊召喚する事ができる。このカードの攻撃力は、自分の墓地の永続罠カード1枚につき1000ポイントアップする。1ターンに1度だけ、相手フィールド上にセットされている魔法・罠カード1枚を破壊する事ができる。この効果の発動に対して魔法・罠カードを発動する事はできない。


というわけでやばい。おかしい。他の幻魔がごみのようである。
天井無しの攻撃力アップを基本として、召喚がわりとしやすい、召喚できれば最低でも攻撃力3000、特殊召喚時に発動する罠をくらわない、セット魔罠破壊ターンに攻撃も可能、ウィクリでサーチ可能、さりげなく変異でサイバーエンドになる(ぉ など、いいことづくめである。


とりあえずウリア専門デッキの狙いは「ウリア特殊召喚→一撃で勝つ」につきるわけだ。そのために、少なくともデッキの半分は永続罠にする。25枚程度あってもいいかもしれない(もちろん現世と冥界を逆転させる戦術は効率が悪いのは明らかである)。


まず罠。
グラヴィティ・バインド、旅人の試練(まあ罠が多いんだが)、群雄割拠、モンスターBOXなどのカードは当然として、自分のLPは削ってもいいため光の護封壁も使える。場に残り続けることが少ないと言う意味で拷問車輪も逆に使えるかもしれない。当然モンスターの代わりにはメタル・リフレクト・スライムやゾーマを入れる。スキルドレインもいいかもしれない。
これらの罠は自分の攻撃も制限する罠であるが、ウリア召喚時には都合の悪い罠は墓地に送ってしまえるため全く問題はないのである。


次はモンスター。
まず肝心のウリア。実際に1回の決闘で召喚できる機会は2回が限度だと思われるので、3枚だと多少多すぎるかもしれない。クリッターでサーチができることを考えると、(クリッター、ウリア)=(1、2)といったところか。そして、これまた同じSHADOW OF INFINITYに入っているオオアリクイクイアリとの相性が非常によい。場に残りがちな自分の永続罠を墓地に送る+相手の魔・罠を破壊or相手の場のモンスターを除去というウリアのためにあるような効果を持つ。まあオオアリクイクイアリの代わりにウリアという考え方もあるかもしれないが。そうなるとウリア3枚積みもアリ。まあウリアよりも小回りが聞くので役立つ機会は多いだろう。早すぎた埋葬やリビングデッドの呼び声(もちろんこれも永続罠)で蘇生もできるし。ウリアとアリクイクイアリの枚数があまりに多すぎると確実に手札でダブるが。あと、ロックデッキの代表格的存在であるステルスバードも意外に使える。まあそもそもロックデッキみたいなもんだし。ていうかロック一撃必殺デッキといったところか。あと、当たり前すぎて忘れていたがメタポやサイポは必須。これらが上手く決まればウリア3回召喚も夢じゃないぞ!(まあ2回召喚して失敗してるってことになりますが)


最後に魔法。
強欲な壺などの必須カードは当然として(手札抹殺とか)、名推理、モンスターゲートといったカードが非常に役に立つ。もう禁止から戻ってくることはないであろう苦渋の選択に代わって、大量に永続罠を墓地に送ることができる。墓地に送る点もメリットとなるため鳳凰神の羽根もなかなか使える。死者転生も同様。


これらのウリアと相性のよさそうなカードをバランスを整えてデッキに投入していく。


また、意外と大事なのがウリアの攻撃を確実に当てる方法である。ウリアをクリッターでサーチせずともプレイングからすぐにウリア召喚を狙っていることはばれてしまうので、そう簡単に相手は攻撃表示のままモンスターを残してはくれない。ウリアは守備表示のモンスター相手には非常に脆い。ウリア主体のデッキでステルスバードがそこまで活躍してくれるとも思えない。そこで役に立つのが最終突撃命令である。これが場に出ていれば確実にウリアの殴る対象が場に残っているのである(裏守備表示モンスターしかいない場合はウリア召喚時にこのカードを場に残しておく必要があるが)。しかもこのカード自身も永続罠。ウリアとの相性抜群である。3枚積み必須だろう。
また、ウリアが罠や魔法で阻まれる場合もあるが、これは意外とモンスターに比べれば問題にならない。ウリア自身の効果で1枚は破壊できるうえ、その効果の性質上激流葬などを発動することはできないからである。それでも複数枚のセットカードや表側表示のグラヴィティ・バインドなどが心配なら、サイクロン(もちろん自分の永続罠を破壊するのにも使えるが、できればその役割はウリアやアリクイクイアリに託せるようにしたい)や神の宣告を入れるのもいいだろう。これらは永続罠でないのがネックであるが。ハリケーンは威力自体は強力だが、ウリアにつなげるためには王家の神殿や、今は亡きマキュラの助けを借りなければならないのがネック。
また、攻撃以外の方法でウリアの攻撃力を活かす方法として、ウリアに破壊輪+自分へのダメージを防ぐカード、攻撃力16000以上のウリアをカタパルトタートル、などの方法があるが、どれもイマイチなように思える。そのコンボを成立させるためにウリアが召喚しにくくなるので。


というわけで、ウリアはSOIの目玉カードであり、実力もそれにふさわしいレベルの超一流カードである。とは言っても、ウリア専門デッキをサイドデッキで他のテーマのデッキにすることは困難であるため、2戦目以降は意外と戦いづらくなることが予想される。というわけでとるべき対策は2つ。
①ウリアデッキ→ロックデッキへの変更
まあもともとウリアデッキがロックデッキなので。とは言っても、ウリアデッキの対策をすればロックデッキの対策もできてしまうことが多いため、意外と解決策にならないことが多い。しかも相手もウリア→ロックの作戦変更くらい予想できるため、デス・ウォンバットなどを投入されてウリアデッキよりも勝率が落ちることだってあるのである。そこで意外と使えるのが次案。
②ウリアデッキ→自爆デッキへの変更
ひたすら自爆。自爆の成功率は意外と高い。というか対策をしない限り自爆を阻止することは難しい(まあ検閲や護封壁を使われるとその瞬間に自爆はほぼ不可能になるが)。というわけで、まずウリアデッキで1勝し、あとはひたすら自爆。ウリアデッキの40枚中15枚も変更できれば自爆デッキにすることは容易(さすがに自爆に特化したデッキとまではいかないが)。というかあらかじめそれを見越したウリアデッキを組んでおく。
相手のデッキに光の護封壁が入っていた場合?まあ、そういうときに備えてウリア1枚くらいは残しておきましょう(ぉ 逆に護封壁を採用したウリアデッキに自爆を数枚投入すると言うのもありなんだし。


というわけで、ウリアは強い、使える、やばいの三拍子そろった超強力モンスターである。意外と大会とかでも使われるかもしれない。