パズル 全10話を見終えて
学校内に隠された2000ピースを探し出す例のアレに近いものを感じました。主に放映前宣伝から受ける期待感の高さからの落差的な意味で。
んで。
これに限らず、駄ミステリに出逢ってしまった時は、世界を自分の思った通りに改変する力を持っている主人公が、その力に無自覚なまま騒動を巻き起こしていく話だと思って見れば、破綻した論理性に対しても、新たな楽しみ方が生まれる、のでは、ない、で、しょう、か。
「つまるところ、隠された財宝を手に入れたいという希望と、そう簡単に大金持ちになれるはずがないという常識論が、彼女の中でせめぎ合っているんですよ。鮎川先生は言動こそエキセントリックですが、その実、まともな思考形態を持つ一般的な人種なんです」