四半生を振り返って、趣味趣向について語る流れ No.5



SF。

SF



とは言っても、自分が読んできた作品っていうのはSF(サイエンス・フィクション)そのものというよりもSFで培われてきたガジェットを使ってなんか面白そうなことしてみようぜ的な作品が主なのであって、どちらかといえばSF(サイエンス・ファンタジー)とでも呼ぶのが適切な作品が多く、そんなわけなのでニューウェーブがどうとかSFは思索小説であるかとかSFはパンチラであるかとかそういう議論に対する明確ないし面白い答えは持っておらず、SFの歴史的な流れを一通り把握しているかといえば全くもってそんなことはなく、要するになんとなくSFっぽい作品を適当に読んできただけなのでろくなことは語れずに、つまるところ何が言いたいかというとSFに「すこし・ふしぎ」というルビの振り方を与えた藤子先生えらいよね。