遊☆戯☆王カード原作HP



 毎年恒例、人気投票の時期でした。


 シリアスにギャグ、理系デュエルに感情デュエル、大半の人が読んでいる古典的名作、読者数は少なくとも熱狂的ファンの多い新作、等々、現在連載中の作品も含めて多彩なタイプの小説が出揃ってきて、名実ともに決闘小説の最大手サイトとなった原作HP。年々、すさまじい勢いで新作or連載作品のレベルが上がっていくのはホント凄いと思う。商業文庫の新レーベル設立→成長→発展の過程と重なる部分が多々見うけられるのもかなり興味深い。


 前に誰かが、「決闘小説」というジャンルが秘めている可能性の深さ・広さは「野球漫画」や「麻雀漫画」を遥かに凌駕する、とか言ってた気がする。おおむね同意。


 別の誰かが、「決闘小説」というジャンルが抱える最大の問題は、囲碁将棋などと違ってデュエルというゲーム自体に著作権(?)があるため、プロの作家が勝手にデュエルを題材にした商業作品を作ることができず、それゆえ実力の乏しいアマチュア物書きの手によるゆっくりとした発展を待つしかないことである、とか言ってた気がする。実際に決闘小説書こうと思うプロ作家がどんだけいるかはさておき、全面的に同意。


 さらに別の誰かが、武藤遊戯遊城十代も不動遊星も出てこない、オリジナルキャラ中心の商業決闘小説が1本でも世に出れば、「決闘小説」というジャンルの存在が多くの人に認知されて一気に発展していくことになるだろう、とか言ってた気がする。なお、この3人目の「誰か」は自分。