ライトノベル風日本人名ジェネレーター 1/3


動機



ライトノベル風の小説を書くにあたって、日本人の名前を考える必要に迫られる場面は多い。
しかし、自分はこのネーミングというものが非常に苦手である。
なので、発想のヒントとして、「それっぽい名前」を量産してくれるジェネレーターが欲しい。
ところが、既存のジェネレーターは、大抵あんま役に立たない(後述)。


つーわけで、自前でジェネレーター組んでみた。

背景



一般に、キャラクターの名前は、個性を持たせるために「現実にいそうでいない名前(※1)(※2)」にするのが望ましい、とされている。だからネーミングは難しい。
よくある日本人名ジェネレーターは、「日本人の苗字・名前の一覧」的なリストからランダムに選んで作る、という方法をとっているが、上述の理由からこれはあまり効果的ではない。だからネーミングは難しい。
また、別のタイプのジェネレーターでよく使われる、完全にランダムな文字列を生成するという方法では、ほとんどの場合、現実にいなそうでいない名前になる。だからネーミングは難しい。
既存のラノベから名前をパクってくるという方法もあるにはあるが(例:『ラノベ部』)、常用できる方法とは言いがたい。だからネーミングは難しい。
そこで、ネーミングのコツとして、本来は日本人名に使われないはずの単語を人名とみなす方法(※3)が広く知られているが、それが簡単に出来たら自分は今こんなに苦労してない。だからネーミングは難しい。


(※1)現実にいそうでいない名前の例
 古座間(こざま) 星斗(せいと)白井(しらい) 黒子(くろこ)乱崎(みだれざき) 凰火(おうか)


(※2)現実にいそうでいる名前の例
 浅羽(あさば) 直之(なおゆき)吉井(よしい) 明久(あきひさ)佐藤(さとう) 良子(りょうこ)


(※3)普通名詞を人名とみなす方法の例
 木の葉 → 井上 心葉(このは)、カルマ → 鷹崎 駆真(かるま)、三日月&夜空 → 三日月(みかづき) 夜空(よぞら)

着想



・あるキャラクター名が「現実にいそう」かどうかは、「発音したときの語感」と「苗字と名前の音数」の2つによるところが大きいのではないだろうか。
・さらに、この「語感」と「音数」の良し悪しの基準は、既存のラノベキャラ名の統計とるだけで簡単に求まっちゃったりしないだろうか。
・加えて、この「語感」の良し悪しというやつは、隣り合う2音の組に注目するだけで、わりと良く判断できたりしないだろうか。


以上のアイデアをもとに、実際に組んでみた。