FILE.563 声優甲子園



越水「名前は越水七槻… 高校3年生! 生まれは福岡、一応、南の高校生代表になってるけど、まだ駆け出しで100人程度しか当ててないからお手柔らかに頼むよ!」
時津「小生は時津潤哉… 生まれたのは東京だけど、育ったのは北海道だから北の代表になるのかな? 当てた声優の数は大体300人…内、公に正解発表があったのが250人あまり… 偽名を使っていたり、制作会社が誰を起用しているのか隠しているケースもあったからねぇ…」
服部「オレは服部平次! 関西やったらちょっとは名の知れた当て師や! まあ声優当てた数は… ひぃ、ふぅみいの… いや、1000人越えたらいちいち数えられへんなあ!」
越水「せ、1000人ってマジ?」
時津「すごいねぇ…」
江戸川「おい… いい加減な事ふかしてんじゃねーよ!」
服部「ホンマの事や! ガキの頃の子供番組も勘定に入れたらの話やけどな!」

白馬「なるほど… 君が服部平次君ですか… 君の事は、よく父から聞かされているよ… なんでも、とても勘のいい人物だそうで…」
服部「あん? 何で… お前んトコのオトンがオレの事知っとんねん!?」
江戸川「だから平次兄ちゃんと一緒だよ!」
服部「一緒やと?」
江戸川「だよね? 白馬の兄ちゃん!」
白馬「ああ… 僕の父はナレーター… 奇しくも、声優の父を持つ君とは… よく似た境遇だというわけですよ…」
服部「ホォ――…」
時津「ちなみに、今まで当てた声優の数とかは…?」
白馬「そうですね… ざっと見積もって500人って所でしょうか…」
服部「なんや、オレの半分やんけ!」
白馬「ええ… もっとも… この日本で活動している声優に限定すればの話ですけどね…」
服部「何やとォ?」
白馬「イギリス留学が長くてね… たまにしか日本に戻らないんですが… ウチのバアヤが勝手に問題を出してくるもんで…」
(以下省略)