四半生を振り返って、趣味趣向について語る流れ No.2



ミステリ。

古典



小学生のとき、アクロイド殺しを読み、いたく感動し、ハマる。


という、あまりに定番すぎるきっかけによって、その後しばらくは古典ミステリの世界を旅することに。今考えてみると、ネタバレされる前にアクロイドを読めたというのは非常に運が良かった。残念なことに、そして誰もとオリエントは読む前に結末を知ってしまったので。
というわけで、密室・暗号・叙述トリックといった古典的な手法はこの頃に一通り把握。基本的なミステリ用語も。


ダニットを好みの順に並べるなら、(HOW)>>>>>(WHO)>>>>>壁>>>>>(WHY)。動機とかどうでもいいじゃん、な嗜好は、某魔人探偵のそれに非常に近い。
てなわけで、「不可能犯罪」という言葉にはものすごく惹かれる。適切な有名本が思いつかないのでコナンで言うと、「迷宮への入り口 巨大神像の怒り」のメイントリックとかは大好き。

現代



社会派ミステリってどうも好きになれないんだよね。リアリズムとか別にミステリで表現する必要性はないわけだし。面白ければいいじゃん、で何が悪いのさ。人間が書けていなくてもトリックが書けていれば十分じゃないの。てな具合の読まず嫌いのため、自分は断然(新)本格派。
「不可能だと思われていたものが実は可能」、もっと広く言えば「Aだと思われていたものが実はB」ってのは面白さの基本要素だよね、やっぱし。


好きな作品について個別に語り始めると延々と続きそうなので以下割愛。