作問部【さんすう】



2年算数の1単元、『三角形と四角形』にて。





おおよそ、このような感じで具体例が列挙され、「三角形:3本の直線で囲まれた形」、「四角形:4本の直線で囲まれた形」という定義づけがなされて、位置・大きさ・色などには依存しない概念であるとの説明が入ったあと、「では、これらの図形の中から三角形・四角形を選んでみましょう!」という流れで授業が進んでいくのが基本だと思います。


で、その際に出てくる例のうち、まぎらわしいものは、曲線が混じっているか、そもそも閉領域になっていないかの2パターン(少なくともいくつかの教科書ではそう)で、この程度だと引っかかる人もあんまりいないんですが(偏見かも)、ここで、



↑のような凹四角形を持ってきてやれば、半分くらいの人は間違えるのではないか、と、なんとなく予想しました。


要するに、直感をとるか定義をとるかという問題で、小学2年生が、ちょうど前操作期から具体的操作期に移行するタイミングであることがミソである気がします。根拠ゼロ。