公式を解く



そう、ただでさえ珍しい転入生ということで注目を集めていた上、沈音は一時間目の理科では空獣の等級や浮遊効率について事細かに説明してみせ、二時間目の社会では、歴史研究家でも知らないような近代史の裏事情を語り、三時間目の算数では、見たこともない公式をすらすらと解いていったのである。目立ちもしようというものだ。
(『蒼穹のカルマ』3巻84Pより引用)


なんか知らないけどわりとよく見かける気がする表現、「公式を解く」。
妙に違和感を覚えるのは自分だけだろうか。というわけでこの表現の意味するところについて。


(1) 公式(を用いて問題)を解く
(2) 公式(が成り立つことを示せという問題)を解く
(3) (とある量xがあって、xが満たす方程式(公式)は知られているが、xの値は知られていないので)公式を解く(ことで、xの値を求める)


……(3)だとすれば、別に間違った表現だとも言えない気がしました。